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コラム
討論の順番
2018.08.31
討論の順番
討論
議案の賛否をその理由を持って表明する機会。
栃木市では、その議会に掛かった議案に対する討論(賛否の表明)が、採決の直前に行われます。
討論を行う順番は、まず、議案に反対の者が行い、次は賛成者、その次は反対者と賛否が交互に行われます。
基本的に議案に対する自己の主張を述べることで、続く採決に一人でも多くの賛同者を得るためにも行われます。
議事進行のため時間制限があり、持ち時間は20分以内。
私は、今までの全ての議会において、この討論を行っています。
栃木市の一般質問(市政に関わることなら何を聞いてもよい)は、くじで順番が決まりますが、この討論にくじはありません。
では、どうやって順番を決めるのか。議案に反対の討論を最初に行い、次は賛成する立場から討論するという建前から、議案に多く反対する議員が先に討論を行うことになっているようで、順番は議会事務局が勝ってに決めているようです。
私は、今まで討論は一番最初に行っています。というよりか議会事務局が「内海議員は一番はじめにお願いします。」と言ってくるので従っていました。
採決の直前に行われる討論ですから、私は他の議員にインパクトを与えるためにも、「最後にさせてくれ」と言っていますが、どうしてか、いつも一番手、最初となっています。
多数の何でも賛成派の議員にとって、インパクトのある討論が行われた直後に採決するのは、嫌なのだと思います。それを思い図っての職員の配慮でしょうか。
もちろん討論は自分で考えて行います。ここで
「もちろん」
とつけた理由は、そうでない議員もいる。何でも賛成派の議員はどうも自分で考えていないようだからです。
議会の最終日までに、議会事務局から「内海議員はどの議案に反対されますか」と聞かれます。家にまで電話をかけてきます。そうすると翌日、私の反対した議案すべてに賛成の討論が行われます。
ある議員は私に、「内海さんの反対討論にびっちり賛成討論を行うからね」と話かけてきました。また、討論の内容がいやに高度な時もあります。そんな時の賛成派議員の原稿を見てみると、いつもと違うフォントで書かれていました。
市長の側近職員が原稿を書き、議員に渡しているのでしょう。
議会は議論の場です。
議員は自分の考えくらい自分で考えるべきでしょう。執行部の犬に成り下がって、権力のおこぼれに預かるような議員は議員の資格はないと思うのは私だけでしょうか。
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