内海まさかず|栃木市議会議員・民生委員会内海成和

放射線測定は危険?

2018.08.31

 2011年12月議会の一般質問に関す話題です。
 原発の事故後、栃木市市内においても放射線の値が高くなっていました。特に雨どいの下、我が家の雨どいの下も1マイクロシーベルトを超えました。
 この値は、詳しい説明は省きますが、とても高い値です。

 私は一般質問の冒頭に、議場でこの土を計ると、事前に議長にそのことを告げました。

 2~3日後、議会事務局の職員から「
本当に計るのか」という問い合わせがありました。もちろん「やります」と答えました。

 すると今度は議長から「
話がしたい」と連絡があり、その中で「そんな危険なものを議場に持ち込ませない。やめてくれ。」と言われました。

 当然私は「
嫌です。やります。当然でしょう。何故だめなの。議員の権利でしょ、一般質問は。
 議長「
危険なものは持ち込ませない。議会提要にも資料はA4サイズと書いてある
 私「
それは写真や絵などでしょう。資料とは現物も含みますよ。それが自然でしょう。
と押し問答があり、私は腹が立ち、会話の途中で席を立ちました。

 私が感じたのは、「危険だから」持ち込ませないのではなく、数値が高いと「行政に迷惑がかかる」という議長、議会側の配慮でした。

 これは議会の存在意義を自ら否定している行為です。
 私はそれが嫌でした。
 行政の認識不足、不作為などを正すのが議員の務めでもあります。
 行政と議会が「なあなあ」な場合、それは市民の不利益です。
 だから「放射線測定が危険」となるのです。