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コラム
かっこいい?
2018.08.31
かっこいい?
栃木市議会では、議案の採決の前に、その採決の可否を表明する討論がります。
私も毎回、討論を行っています。それは、なぜ、反対するのか理由を明らかにし、説明する責任があると思うからです。
(このコラムの「討論の順番」でも説明したように、議案に対し反対討論の後、賛成討論を行うと順番が決まっています。)
さて、議会の最終日、ある議員と話をしていたところ、
「反対はかっこいいけど、私はしない」
という言葉を、何でも賛成議員から頂きました。
私は、かっこうを付けるために反対討論をしていたのではなかったので、この言葉には、そう見ているのかと、逆の意味で感心してしまいました。議員の本分を理解していない発言。議員は執行部をチェックする機関であることを忘れているような発言です。
私が反対する理由は、
・今、行われている行政が市民のためになっていないから
・もっと違う考え方があるから
・不当な議案だから
・税金の使われ方に無駄があるから
・説明がきちんとなされていないから
などの理由のためです。
私自身は、反対討論することは、自分の意見を表明し、理解してもらうという議員としての責務であると思っています。反対討論を行うのは、その議案に対し、きっちりと勉強し、理解しなければ反対討論(つまり理論)を構築することができません。決して楽なものではなく、討論せずに否決したいと思うこともあるくらい、時間と頭を使います。
何でも賛成派の議員は、討論の場だけを見て、かっこうを付けるために行っていると思っているようです。
私からみれば、「何でも賛成派の議員」は考えなくて済んで、楽なんです。
私は、これからも
「かっこいい?」
議員でありたいと思います。
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